【食品在庫買取事例】東京都の牛肉加工専門企業様より余剰在庫となったオーストラリア産冷凍牛モモ肉ミンチを買取|フードロス削減と継続的取引を見据えた取り組み
今回ご紹介するのは、東京都に拠点を置き、ローストビーフやハンバーグなどの牛肉加工品を専門に製造・販売されている企業様からのご相談です。
日々の製造過程で発生する余剰原料として、オーストラリア産の冷凍牛モモ肉ミンチが徐々に蓄積し、最終的に約7トンもの在庫量になってしまったことがきっかけでした。
牛肉加工品の製造現場では、計画的に生産を行っていても、受注数量の変動や製造ロットの都合により、どうしても一定量の原料が余剰在庫として残ってしまいます。
特にミンチやカット肉は加工用途が限定されやすく、通常ルートでの販売が難しくなると、一気にロス品扱いとなってしまうケースも少なくありません。
「余剰在庫=すぐ廃棄」ではない選択肢としての食品在庫買取
企業様から最初にお話を伺った際、
「ロス品を買い取ってもらえるだけでもありがたい」
というお言葉と同時に、
「ただ、ロス品=損失であることに変わりはないので、できるなら少しでも高く買い取ってほしい」
という率直なご意見もいただきました。
これは多くのメーカー様・卸業者様が抱える共通の悩みだと、私たちは考えています。
一方で、買取側である弊社にとっても、買い取った食品が販売につながらなければ、結果として同じくロスとなってしまい、継続的な買取が難しくなります。
そのため、単に「大量・安価」で引き取るのではなく、長期的に食品ロスを減らし続けられる仕組みづくりが重要になります。
いきなり大ロットではなく、小ロットからの試験的買取をご提案
今回の案件では、7トンというまとまった数量がすでに発生していましたが、弊社からはいきなり全量を低価格で買い取る提案は行いませんでした。
まずご提案したのは、
・小ロットで試験的に買取を開始
・実際の販売スピードを見ながら価格帯を検証
・1日にどの程度の数量が動くのかをデータとして蓄積
・その結果をもとに、継続可能な買取価格を再協議
というステップです。
この方法であれば、企業様側も一度に大きな損失を確定させる必要がなく、
弊社側も無理のない形で販売検証を行うことができます。
この提案に対し、役員の方からは
「その考え方は非常に助かります」
というお言葉をいただき、今回の取引がスタートしました。
今回は企業様からの納品で対応、現場見学も実施
納品については、今回は企業様が弊社の取り組みを実際に見学したいというご意向もあり、企業様側から納品という形で対応しました。
実際に倉庫や販売の流れをご覧いただくことで、
・買い取った食品がどのように管理されているのか
・どのような形で次の消費につながっていくのか
・フードロス削減が「言葉だけではない」取り組みであること
を直接感じていただけたのではないかと思います。
継続的な食品在庫買取を実現するために大切にしていること
弊社では、食品の在庫買取や余剰在庫のご相談を受ける際、
「一度きりの処理」ではなく「継続できるかどうか」を重視しています。
・定期的に余剰在庫が発生する
・賞味期限や使用期限の制約がある
・冷凍・冷蔵といった温度帯管理が必要
こうした条件がある場合でも、状況に応じた最適な方法を一緒に考え、
無理のない形での買取・販売を目指しています。
今回のように、日々少しずつ発生してしまう余剰原料についても、
早めにご相談いただくことで、選択肢は大きく広がります。
食品の余剰在庫・冷凍食品の買取でお悩みの企業様へ
牛肉加工品に限らず、
・冷凍食品
・冷蔵食品
・業務用食材
・原料在庫
などの余剰在庫でお困りの企業様からのご相談は年々増えています。
「もう廃棄するしかない」と判断する前に、
一度、食品ロス削減を専門に取り組む弊社までご相談ください。
これまで青果を中心に累計5,000トン以上のフードロス削減に取り組み、
NHKをはじめとした50回以上のメディア取材、
日本経済新聞・毎日新聞などの新聞掲載実績を通じて、
社会性のある事業として評価をいただいてきました。
食品を捨てない選択が、企業価値を高め、次のビジネスにつながる。
その一歩を、私たちベジブルが全力でサポートします。
【お問い合わせフォームはこちら】