買い取り事例

ベジブルの最新買い取り事例をお伝えします。
買い取り事例

【買取事例】愛知県の青果卸業者様より、一部傷みが混入した宮崎産ピーマン約1トンを買取しました。

今回、愛知県内の青果卸業者様より「宮崎産ピーマン約1トンのロットの中に一部傷みが混入してしまい、このままでは取引先に出荷できない」というご相談をいただきました。
青果卸の現場では、産地から届いた大ロットの中に、どうしてもごく一部の傷みや劣化が混ざることがあります。
しかし、取引先との基準や納品ルールが厳しい場合、わずか数%の問題でも、ロット全体が出荷不可になってしまうことがあります。

今回もまさにそのケースでした。
品質全体は良好で、傷みの割合も多くはない。
にもかかわらず、「一部の傷み」が理由で1トン全量が廃棄対象となる可能性がありました。
卸担当者様も「どうにか生かせる道はないか」と強い思いを持っておられ、ベジブルにご相談いただいたという流れです。


■ 一部の傷みで“全量が廃棄”になりかねない青果業界の現実

青果は生ものです。収穫から運送、倉庫での保管、量販店への納品――そのどこかで温度ムラや圧迫、湿度変化が起きれば、部分的に劣化が出ることがあります。
今回の宮崎産ピーマンも、輸送時の外的要因が重なり、一部に柔らかさ・黒変が見られたことが原因でした。

しかし、青果卸の現場では「一部に傷みが混入=クレームリスク」になるため、慎重な判断が求められます。
結果として、“食べられる大部分”まで廃棄対象になるという状況が起こり得ます。

こうした現実は、食品業界では珍しいことではありません。
だからこそ、「食べられるものを正しく救う仕組み」が必要です。


■ ベジブルの判断:「食べられる状態なら救う」

ベジブルは、創業以来5,000トン以上のフードロス削減に取り組んできました。
NHKをはじめ50回以上のテレビ取材、日本経済新聞・毎日新聞などの新聞掲載の実績があり、
「食べられるものを救う」という姿勢は広く認知されています。

今回のピーマンについても、現場で状態を確認したところ、
傷みがあるのはごく一部で、大多数は十分に食べられる状態でした。

そのため、ベジブルでは迷うことなく 「全量買取」 を決断しました。
一部に問題があっても、選別をすれば多くが再流通可能だからです。


■ 現場対応:1トンという大ロットをスピーディーに回収

今回のロット規模は約1トン。
通常の飲食店や一般小売では扱いきれない量ですが、ベジブルは大ロットの受け入れに慣れています。

・受け入れ日程の即調整
・冷蔵状態のまま回収
・保管先からの搬出を弊社トラックで対応
・店舗と業務用向けに振り分けて再流通
・選別スタッフによる迅速仕分け

このように、“卸レベルの量”を扱える体制があるため、現場側の負担を最小限に抑えて回収できました。

「すぐに引き取ってもらえたのは本当に助かった」
と担当者様にも大変喜んでいただけました。


■ ピーマンは鮮度保持が難しく、ロスが生まれやすい品目

ピーマンは青果の中でも湿度・温度による影響を受けやすい品目で、
少しの蒸れや圧迫で黒変や水分劣化が起きやすい特徴があります。

そのため、
・産地からの長距離輸送
・大型の混載便
・保管倉庫の温度ムラ
などの要因が重なると、部分的な劣化が起きやすく、今回のようなロス案件につながることがあります。

しかし、見た目の一部に問題があっても、多くは美味しく食べられます。
こうした“部分劣化混在品”にこそ、ベジブルの存在意義があります。


■ 選別と再流通:スタッフの手で1つ1つ仕分け

1トンのピーマンは、およそ約20,000〜25,000個以上。
その中から、食べられるものを選別し、再流通につなげる作業は簡単ではありません。

しかしベジブルには、
・青果の目利きができるスタッフ
・大量仕分けに対応できる作業場
・小売店(ベジブル店舗)
・業務用販売ルート
が揃っています。

今回もスタッフ総出で仕分けを行い、ほとんどのピーマンを再流通させることができました。
廃棄となったのは最小限で済み、フードロス削減として大きな成果につながりました。


■ 青果卸業者様からの声

ご相談をいただいた青果卸業者様からは、以下のようなお言葉をいただきました。

「これまでは廃棄しか手段がなかったが、ベジブルさんのおかげで救う選択肢ができた」
「現場としても、食べられるものを捨てる罪悪感がずっとあった」
「またロスが出た場合はぜひ相談したい」

こうした声が、私たちの活動の原動力になっています。


■ ベジブルは“部分ロス・混在ロット”にも強い

今回のように、
・一部だけ傷みがある
・選別ミスや混載による劣化
・出荷基準を満たさない部分がある
といった案件は、青果卸ではよく起こります。

ベジブルは、
・大ロット対応
・即日〜翌日の回収
・選別専門スタッフ
・小売と業務用の二軸販売
・冷蔵・冷凍・常温すべて対応
といった総合力があるため、こうした案件の受け皿になれます。

日本全国の卸業者様から相談をいただくのも、この仕組みがあるからです。


■ 最後に:食べられるものを、食べられるうちに救う。

フードロスとは、
「食べられるのに捨てられてしまうこと」
です。

今回の宮崎産ピーマンは、その象徴的な案件でした。
わずかな傷みのために、1トンもの青果が廃棄の危機に瀕していましたが、
ベジブルが介在することで、多くの食べられるピーマンが新しい価値として社会に戻っていきました。

これからも、ベジブルは
「もったいないを、ありがとうへ。」
の理念を胸に、青果・加工品・冷凍食品など幅広い分野でフードロスを減らし続けていきます。

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