買い取り事例

ベジブルの最新買い取り事例をお伝えします。
買い取り事例

【買取事例】京都府の物流会社様より、東京倉庫保管の北海道産「鈴かぼちゃ」約2tを買取しました。

今回は、京都府に本社を置く物流会社様より、東京倉庫で保管されていた北海道産の「鈴かぼちゃ」約2トンが規格外となり、廃棄予定になっているとのご相談をいただきました。
物流コストや保管費もかかるなか、「品質的には問題ないが、取引先の規格基準を満たさないため出荷できない」という状況でした。
私たちベジブルは、食べられるものを決して無駄にしないという理念のもと、委託物流会社による回収対応を行い、全量を買取しました。


■ 鈴かぼちゃとは?

「鈴かぼちゃ(すずかぼちゃ)」は、北海道を中心に栽培されている小ぶりなサイズのかぼちゃで、手のひらに収まるような丸い形が特徴です。
果皮が薄く、皮ごと食べられることから、最近では健康志向の高まりとともに注目が集まっています。

一般的なかぼちゃよりも甘みがあっさりしていて、サラダやマリネ、浅漬けなど“生でも食べられる”珍しい品種です。
調理のしやすさや食べやすさから、飲食店や家庭向けでも人気がありますが、一方でサイズや色味にばらつきが出やすく、規格外になりやすいという側面もあります。


■ 今回のご相談内容

今回の京都府の物流会社様からのご相談は、東京の倉庫で保管されていた北海道産の鈴かぼちゃ約2トンが「一部に形の不揃いや小傷がある」との理由で、取引先への納品が難しくなったというものでした。
品質自体は十分に良好で、食味にもまったく問題がないにもかかわらず、“規格外”というだけで廃棄予定となっていたのです。

しかも、すでに関東の倉庫にある在庫だったため、物流費が大きな課題となっていました。
「このまま廃棄するしかないのか」「せっかく北海道の生産者さんが丹精込めて育てたのに…」
そんな企業担当者様の強い思いに応えるべく、ベジブルはすぐに対応を検討しました。


■ 委託物流会社を活用した効率的な回収対応

通常、こうした案件では現地引き取りや自社トラックでの回収を行いますが、今回は距離と数量のバランスを考慮し、委託物流会社を活用した回収スキームを構築しました。

ベジブルが持つ物流ネットワークを通じて、信頼できる提携先の運送会社に回収を依頼。
倉庫での積み込みから、愛知のベジブル拠点への納品までをスムーズに実施しました。
これにより、コストを最小限に抑えつつ、迅速な引き取りと再流通の仕組みを実現。
廃棄寸前だった鈴かぼちゃ約2トンをすべて救うことができました。


■ 「食べられるのに捨てられる」をなくすために

今回の鈴かぼちゃは、味・品質ともに申し分のないものでした。
しかし、サイズのばらつきや色ムラといった“見た目の基準”によって、商品として流通できなくなる現実があります。

フードロスの本質は、「食べられるのに捨てられること」です。
私たちベジブルは、こうした“規格外”の野菜や果物を積極的に受け入れ、販売・再利用できるルートを持っています。
農家さんや企業様が「もったいない」と思う瞬間を、「ありがとう」に変えること。
それが私たちの役割です。


■ ベジブルの取り組みと社会的信頼

ベジブルは、創業以来5,000トン以上のフードロス削減を実現してきました。
NHKをはじめとする50回以上のテレビ取材、日本経済新聞・毎日新聞などの全国紙掲載実績もあり、全国各地の企業・メーカー・農家の皆さまから信頼をいただいています。

今回のように物流会社様から直接ご相談を受けるケースも増えており、卸・商社・倉庫業など、食品流通の中間にある現場でも「もったいない」を減らす動きが広がっています。
ベジブルは、その橋渡し役として、食の価値を再生させる仕組みをつくり続けています。


■ 今回の取り組みを通じて

今回、京都府の物流会社様からのご相談により、東京倉庫に保管されていた鈴かぼちゃ約2トンを救うことができました。
廃棄という選択肢を取らず、委託物流会社の協力のもと、食べられる食品を確実に次のステージへつなげる。
このような一件一件の積み重ねこそが、フードロス削減の実現に向けた現実的な一歩だと考えています。

食べ物は、誰かが手をかけ、時間をかけて生まれたもの。
その努力と想いを無駄にしないために、ベジブルはこれからも全国の現場に寄り添い、食品業界全体で“救えるものは救う”という選択を広げていきます。


■ 食品を扱う企業・物流会社様へ

「廃棄するしかない」「在庫のまま残ってしまっている」
そんな食品がございましたら、ぜひベジブルにご相談ください。

冷蔵・冷凍・常温問わず、青果・菓子・加工品など幅広いジャンルに対応いたします。
今回のように、遠方倉庫や委託先に保管されている在庫でも、柔軟に回収・再流通が可能です。
食べられるものであれば、救える道を必ず探します。


「もったいないを、ありがとうに。」

ベジブルは、全国の企業・農家・物流関係者と共に、これからもフードロスのない社会を目指していきます。

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