【事例紹介】OEM食品製造会社様より余剰在庫となったフルーツゼリーを大量買取しました
食品業界では、需要と供給のバランスを正確に見極めることが非常に難しく、余剰在庫や滞留在庫が発生してしまうケースは少なくありません。特に OEM(受託製造)商品 の場合、メーカーからの依頼を受けて生産を行うため、発注量と実際の販売量の乖離が生じた際に製造会社側で在庫を抱え込むことが多くあります。
今回ご相談をいただいたのは、OEMでフルーツゼリーを製造されている食品会社様です。取引先メーカーから依頼を受け、大量生産をしたものの、販売計画の見直しや需要減少によって 余剰在庫 が発生。さらに、賞味期限も数か月後に迫っており、このままでは廃棄を余儀なくされる状況でした。
OEM商品特有の課題とは
OEM商品の在庫処分は、一般的な自社ブランド商品と比べて難易度が高い傾向にあります。その理由は大きく3つあります。
- メーカー名が入ったパッケージ
OEM製造品は、依頼元メーカーのブランド名やロゴがパッケージに印刷されていることが多く、そのまま市場に流通させることが難しいケースがあります。今回のフルーツゼリーも、特定メーカー監修の商品であり、通常の販路で販売するとブランド毀損や取引関係への影響が懸念されました。 - パッケージ解体やリパッケージの手間
OEM商品を二次流通させる際には、パッケージを解体して中身を取り出したり、ラベルを貼り替えたりする作業が発生することがあります。大量の在庫であればあるほど、その作業は大きなコストと労力を伴います。特に菓子類やゼリーなどの個包装品は、ひとつひとつの処理に手間がかかるため、製造会社様だけで抱えるのは現実的ではありません。 - 倉庫保管コストと廃棄費用
在庫が動かないまま倉庫に滞留していると、保管料が膨らみ、さらに賞味期限が切れると産業廃棄物としての処分費用が発生します。仮に数トン規模のゼリーを廃棄する場合、処理費用が数十万円にのぼることもあります。
このように、OEM食品は 「ただの余剰在庫」ではなく、処理が難しい特有の課題を抱えている のです。
ベジブルが行った対応
当社ベジブルでは、今回のご相談を受け、まずは製造会社様の在庫状況を確認しました。賞味期限までの残存期間、数量、パッケージ形態を精査し、対応方針を検討しました。
結果として、今回のフルーツゼリーについては 全量買取 を実施しました。パッケージについては依頼元メーカーとの取り決めを尊重し、リパッケージや再流通の調整を行いながら、スピーディーに在庫を引き取りました。
製造会社様にとっては、
- 倉庫スペースの圧迫を解消できた
- 廃棄コストを大幅に削減できた
- 在庫を有効活用できた
というメリットがあり、大変ご安心いただけました。
フードロス削減への大きな効果
もし今回のフルーツゼリーが廃棄されていたとしたら、食品資源が無駄になるだけでなく、焼却処分による二酸化炭素排出も発生し、環境負荷は計り知れません。
ベジブルが余剰在庫を引き取り、再流通に乗せることで、
- 食品廃棄物の削減
- CO₂排出削減
- 資源の有効活用
といった持続可能な社会づくりに貢献することができます。これは単なる在庫処分にとどまらず、SDGs(持続可能な開発目標)にも直結する取り組み です。
ベジブルの強み
ベジブルでは、これまでに 青果・冷凍食品・チルド商品・常温食品・菓子類・業務用食品 など幅広いジャンルの在庫買取を行ってきました。その中で培ったノウハウを活かし、OEM食品のように扱いが難しい商品でも柔軟に対応可能です。
- 在庫買取・在庫処分のスピード感
- 小売店・業務用ルートへの幅広い販売チャネル
- トラックによる自社回収体制
- 賞味期限切迫品・規格外品・訳あり品の再流通実績
これらの強みを活かし、製造会社様・卸業者様の課題解決に直結するサポートを提供しています。
まとめ
OEM食品の余剰在庫は、パッケージや取引関係の制約から処理が難しく、多くの製造会社様が悩まれている課題です。今回のフルーツゼリー買取事例のように、賞味期限が迫る在庫も 「廃棄」ではなく「有効活用」へと変えられる のです。
もし現在、
- OEM商品の余剰在庫で困っている
- 倉庫に賞味期限切迫品が溜まっている
- 在庫処分コストを削減したい
といった課題をお持ちでしたら、ぜひ一度ベジブルへご相談ください。
私たちは「もったいないを、ありがとうへ。」を理念に掲げ、在庫買取・在庫処分の専門パートナー として食品業界のフードロス削減に取り組んでいます。
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