鳥取県のメロン農家様より、とりもレッドメロン約500玉を規格外品として買取しました【低糖度による出荷不可品】
ベジブルでは、鳥取県のメロン農家様より「とりもレッドメロン」約500玉を規格外品として緊急買取いたしました。
今回ご相談いただいたメロンは、JA（農協）に出荷するために必要な基準である糖度14度以上に届かず、糖度12度という理由で出荷ができない“低糖度による規格外品”でした。
糖度がわずか2度足りないだけで廃棄になってしまう現実は、生産者様にとって大きな負担であり、食品ロスの観点から見ても非常にもったいないことです。「これまでは廃棄するしかなかったが、なんとかならないか」という農家様からのSOSを受け、今回の買取が実現しました。
ベジブルでは創業以来、NHKをはじめ50回以上のテレビ取材、日本経済新聞・毎日新聞など多数の新聞掲載実績をもとに、フードロス削減と生産者支援の取り組みを進めています。本記事では、今回の買取の背景、物流面での工夫、とりもレッドメロンの特徴について詳しくご紹介します。
とりもレッドメロンとは？
今回買取した「とりもレッドメロン」は、鳥取県で育てられる高品質メロンの一つです。赤肉特有の華やかな香りと濃厚な甘みが特徴で、果肉のきめ細やかさとジューシーさが魅力です。メロンとしてのポテンシャルが非常に高く、市場でも人気の高い品種ですが、糖度基準が厳しいため、わずかな差で“規格外扱い”となることがあります。
糖度が基準値に満たないだけで品質が劣るわけではなく、食味としては十分に美味しく楽しめるレベルのものも多く、まさに食品ロスになりやすい代表例と言える品目です。
糖度が12度でも廃棄になる理由とは
農協に出荷する場合、メロンは「糖度14度以上」という明確な基準が設けられています。これは販売時の品質保証のためであり、消費者の期待を裏切らないための厳しいチェック体制でもあります。
しかし、自然の中で育つ農作物は天候・気温・日照時間などに大きく左右されるため、必ずしも全ての実が理想の糖度に達するわけではありません。特にメロンの糖度は「収穫タイミング」「天候」「果実の個体差」によって変動します。
今回の農家様のメロンは、味はしっかりしているものの、基準に2度届かないという理由で出荷できず、これまで数多くが廃棄されていたとのことです。
鳥取県の生産者様からのSOSと、メール・LINEでの遠隔対応
鳥取県という距離もあり、まずはメールやLINEで写真や状態を共有いただきながら、メロンの状態、サイズ、糖度、保管状況などを丁寧に確認しました。
・状態確認（へたの状態・皮の張り・全体の色味）
・割れ、傷、腐敗の有無
・保管場所の温度
・糖度の測定結果
・出荷予定時期と量
このように、遠隔でのやり取りでも農家様に負担がかからないよう、写真・動画を交えた迅速なヒアリングを行いました。ベジブルは全国各地の農家様・メーカー様から相談を受けているため、遠方からの相談でもスムーズに対応できる体制を整えています。
物流費を最小限にし、買取価格を最大化するための“最適ルート”
今回の案件でポイントになったのが「物流費をいかに抑えるか」という点です。
鳥取県から愛知県（ベジブル本社）まで直送すると、運賃が高くなりすぎてしまいます。
そこで、弊社が週に2回大阪に定期便を出していることを活かし、
・大阪で農家様と待ち合わせ
・弊社スタッフがその場で受け取り
・最短ルートで愛知の店舗へ運搬
という出張買取方式を採用しました。
この方法により、
・農家様の輸送コストを最小限に
・ベジブル側の回収作業も効率的に
・結果として買取価格を最大限に引き上げることが可能に
生産者様、弊社の双方にとって負担の少ない、最も合理的な方法での買取を実現しました。
フードロス削減と生産者支援における、今回の事例の意義
今回のとりもレッドメロン500玉の買取は、以下の点で非常に意義のある取り組みとなりました。
・糖度が2度足りないだけで廃棄される食品を再流通できた
・農家様の収益を守ることに繋がった
・大阪での受け取りにより物流コストを最小化できた
・赤肉メロンの魅力をより多くの消費者に届ける機会をつくれた
・地域のフードロス削減に大きく貢献した
さらに、ベジブルはこれまでに累計5000トン以上のフードロス削減を実現しており、今回の事例もその一環です。
NHKをはじめとした50回以上のテレビ取材、日本経済新聞・毎日新聞での掲載実績を背景に、今後も全国の生産者様の課題解決に尽力してまいります。
規格外の青果・加工品のご相談はベジブルへ
ベジブルでは、メロンをはじめとする青果、加工食品、冷蔵・冷凍品など、多様な規格外品・余剰在庫の買取を行っています。
・出荷基準に届かない
・賞味期限が近い
・サイズが不揃い
・箱破損
・店舗都合で販売できなくなった
・急なキャンセルで在庫が余ってしまった
こうしたお悩みをお持ちの企業様・農家様から、全国よりご相談を受けています。
遠方の方でも、写真やLINEでの簡易査定が可能です。
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