愛知県の農家さんから規格外里芋を店頭持ち込みで買取しました
ベジブルでは、愛知県の農家さんより、規格外として市場流通が難しい里芋を店頭持ち込みで買取しました。今回の事例は、「形が不揃い」という理由だけで出荷できなくなってしまった新鮮な里芋を救済した取り組みであり、当社の理念「もったいないを、ありがとうへ。」を体現するものです。
規格外里芋とは?形が違うだけで価値を失う現実
里芋は、土壌や気候、栽培条件によって形に個体差が出やすい野菜です。今回買取した里芋も、少し形がいびつであったり大きさにバラつきがあるというだけで、市場の基準を満たさず「規格外」と判断されてしまったものです。しかし実際には、見た目が異なるだけで中身の品質や味わいはまったく問題ありません。
むしろ農家さんが丁寧に育てた新鮮な里芋であり、皮をむけば通常のA品と変わらない美味しさを持っています。煮物や汁物、揚げ物などさまざまな料理に活用できる、立派な食材です。
店頭持ち込みによるスムーズな買取
今回の農家さんは、収穫後に規格外となった里芋を「少しでも活かしてほしい」との思いから、ベジブルの店舗まで直接持ち込んでくださいました。当社では店頭での小口持ち込みにも柔軟に対応しており、現物確認の上、その場で買取金額を提示します。
こうした「持ち込み買取」の仕組みは、農家さんにとっても負担が少なく、余剰在庫や規格外野菜を気軽に活かせる方法としてご好評をいただいています。
食品ロス削減とCO₂排出削減への貢献
もしこの規格外里芋が廃棄されていたとしたら、焼却処分に伴うCO₂排出が発生していたはずです。しかし、ベジブルが買取し再流通させることで、フードロスを防ぎ、結果的に環境負荷を軽減することができます。
ベジブルはこれまでに累計5,000トン以上の青果を再流通させてきました。その一つひとつの積み重ねが、地球温暖化防止にもつながっています。規格外野菜や訳あり果物の再流通は、農家支援と同時に社会的意義の高い活動でもあります。
消費者・業務用双方で広がる活用の輪
ベジブルでは、こうした規格外の里芋を店舗販売だけでなく、業務用の食材としても活用しています。飲食店や企業では、「形よりも味や鮮度を重視する」需要が高く、規格外品でも十分に利用価値があります。
実際に今回の里芋も、店舗で販売するとすぐに売り切れました。購入されたお客様からは、「家庭用にはこれで十分」「新鮮でおいしい」といった声をいただいており、見た目にこだわらない新しい価値観が広がりつつあります。
農家支援の輪を広げていくために
ベジブルは単に野菜を買取るだけでなく、農家さんとの信頼関係を大切にしています。場合によっては、収穫の手伝いや畑での選別作業などもサポートし、農家さんが次の生産に集中できる環境づくりを進めています。
今回の農家さんも、「せっかく育てた野菜を無駄にせず、誰かの役に立てるのが嬉しい」と話してくださいました。このような声が、私たちの活動の原動力になっています。
今後の展望|規格外野菜・訳あり果物の流通を拡大
ベジブルは今後も、愛知県をはじめ全国各地の農家さんや食品関連企業と連携し、規格外野菜・訳あり果物の買取と流通を拡大していきます。
- 農家さんにとっては廃棄コスト削減と収益確保
- 消費者にとっては新鮮でお得な食材の入手
- 社会にとっては食品ロス削減とCO₂排出削減
この三方良しの仕組みを広げ、持続可能な食の循環を実現します。
まとめ
今回の規格外里芋買取事例は、農家支援、食品ロス削減、そして環境貢献の三つの側面で大きな価値を生み出しました。形が不揃いでも、新鮮で美味しい里芋を活かすことができる――それこそが「もったいないを、ありがとうへ。」というベジブルの想いです。
もし農家さんや食品関連企業の方で、「規格外野菜や訳あり果物を活かしたい」「余剰在庫の活用方法を探している」という方がいらっしゃいましたら、ぜひベジブルまでご相談ください。私たちは、食の未来を持続可能なものにするため、これからも全力で取り組んでまいります。
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